ベンジャミンバトン 数奇な人生とある人物の一生を1本の映画で表現する類の映画にしては秀作に思いました。たいてい人物のことが伝わらなかったり、駆け足すぎて忙しかったりが多いように思います。 本作は、日記を読み返しながら、タイトルどおりにベンジャミンの数奇な一生を描きますが、不思議とじっくり見入ることができました。 話しには大きな山場はないので、退屈に感じる方もいるかもしれませんが、日記からベンジャミンの人生を少しずつ紐解いていく感じで、客観的にベンジャミンを見つめていました。 決して登場人物の誰かに感情移入するとかそんな楽しみ方ではないけれど、それなりに最後まで見届けられました。 与えられた時間、出会う人々、一期一会を大切にしていきたいなと、最後には漠然と思いました。 |